ミラノで独占初公開されたコンセプトカー「エッチェントリカ」。1990年代を代表するスーパーカー、ランボルギーニ・ディアブロを特別に「レストモッド」し、殿堂入りした偉大なモデルにオマージュしました。
アルカンターラ、コンセプトカー「エッチェントリカ」をドレスアップ
1990年代を象徴するランボルギーニ・ディアブロがベースの「レストモッド」に、アルカンターラを使用した特製インテリアを搭載。
アルカンターラ特製インテリア
特製インテリアを特徴づけるのは、ネイビーのレザーとアルカンターラ。当時のスタイルを包み込むようなラインで物語っています。細かく見ていくと、シートの角張ったラインを横線で分割し、「C」の文字を交差させたゴブラン織りのロゴを並べて装飾性の高いラインを描き出しています。
シートサイドもアルカンターラ製です。機能性に重きを置いたこの選択により、コーナリング時のグリップと通気性を確保しつつ、シートに時代を超越した洗練性を与えました。
ダッシュボードにつながるセンタートンネルには、ドアの内張りの色に合わせた柄なしのネイビーのアルカンターラがあしらわれています。縫製部分のないダッシュボードからは、カーボンファイバーとアルカンターラのエレガントな組み合わせを引き立てる幅の広さと直線性が感じられます。
プロジェクト
このプロジェクトは、ランボルギーニのコレクターであり、インテリアデザイン分野で成功を収めた起業家でもあるエマヌエル・コロンビーニの情熱から生まれたもので、彼は、あの時代を象徴するスーパーカーに新しい形を与えたいと考えていました。実際、「レストモッド」とは、革新的で大胆なリスタイリングと技術のアップグレードを通じて、1990年代に典型的だった、完全にアナログで直観的、そして過激なドライビング体験を、そのルーツにこだわりつつも、現代性をキーワードにして復元することを目指すものです。
デザインスタジオ「BorromeodeSilva」と一流エンジニア・技術者チームも、サプライヤーとしてこの自動車芸術作品のプロトタイプの開発に参加しています。
2023年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおける国際新作プレミア公開で、「エッチェントリカ」は主役となる予定です。